話題の町田商店、由比ヶ浜店へ初訪問
最近、店舗数が急激に増えている町田商店。
“家系ラーメン”の中でも全国に勢力を広げているチェーンということで、ちょうど近くを通る機会があり、今回は由比ヶ浜店へ立ち寄ってみました。
普段からラーメンは好きで、「蒙古タンメン中本」など辛さのある系統もよく通っています。そんな中での町田商店、どんな体験になるのか少し楽しみにしていました。
入店からの流れ：ちょっと戸惑い多めのスタート
まずお店に入ってみると、入口には受付用のタッチパネル端末が設置されており、人数や席の希望（カウンター or テーブル）などを入力する仕組み。
入力を終えてしばらく待っていると、女性の店員さんに「どうぞ」と声をかけられたものの、あとをついていくと「順番にご案内してますのでお待ちください」と言われる場面があり、対応にちぐはぐさを感じました。
その後、しばらくしてようやく案内されましたが、今度は「食券、買いましたか？」と尋ねられて初めて食券制であることを認識。
どこにも明確な案内が見当たらず、店舗の作りや動線、接客のわかりづらさには正直がっかりしてしまいました。
実食レビュー：特製醤油ラーメン＋半チャーハンセット
今回頼んだのは「特製醤油ラーメン＋半チャーハンセット」。
価格は1,200円ちょっとで、チェーン系としてはやや高めの印象。
チャーハンは油べっとりめ、しっとりめで、特別美味しいとは思わないものでした。
ラーメンの味は、家系らしい濃厚な豚骨醤油ベースでまとまりはあるものの、特に個性があるわけではないという印象。
麺のコシやトッピングも「よくある家系」レベルで、特別感は薄めでした。
トッピングとしておすすめされていたネギも加えましたが、風味に特徴があるわけでもなく、いわゆる「普通のネギ」。
セットの半チャーハンも、満足度はある程度あるものの、これといって印象に残る味ではありませんでした。
結論：次回は他の選択肢も視野に
全体として、今回の由比ヶ浜店の体験は**「価格と満足感のバランスが取れていない」**というのが率直な感想です。
1,200円以上を出すのであれば、他のラーメン店やマクドナルド、あるいは自炊もありかなと感じてしまいました。
また、接客や店舗案内の不親切さ、サービス全体の質の低さが一番印象に残ってしまい、次に行く理由が見つからないというのが正直なところです。
家系ラーメン豆知識：町田商店の立ち位置とは？
家系ラーメンは、1974年に横浜・吉村家から始まったスタイルで、濃厚な豚骨醤油スープと太麺、そしてご飯との相性が抜群なのが特徴です。
町田商店は、そうした家系をチェーン展開しやすくマイルドに仕上げた味で、ラーメン初心者にも食べやすいよう工夫されています。
ただし、逆に言えば「無難で個性が薄い」と感じる人も少なくないかもしれません。
まとめ：チェーン展開の難しさを感じた一杯
由比ヶ浜店での町田商店体験は、全体的にちょっと残念な印象に終わりました。
万人向けの味づくりと、店舗運営の効率化が進む一方で、接客や導線といった基本の部分が見落とされている印象。
今回のレポートが、訪問を考えている方の参考になれば幸いです。
それではまた、次のラーメン体験で。